皆さんこんにちは、今日は暑くなく過ごしやすい気候です。
このまま暑さが落ち着いてくれれば良いのですが。
さて、今回のテーマはアライメント、つまり「肩」「肘」「スタンス(足)」などの向きについてです。
そのアライメントの中でも、「スタンス(足)」に焦点をあててみたいと思います。
「目標に対してイメージ通り向いて構える」のは意外に難しい
ほとんどのゴルファーは目標に対してスクエア(まっすぐ)というイメージでスタンスの向きをとろうとしていると思います(意図的に左を向いたり右を向いて構えるゴルファーもいます)。
しかし、イメージ通りに向けていないケースが多くあります。
イメージ通り(スクエア)にスタンスの向きをとることは意外に難しいことです。これはプロレベルであっても、です。
多くのゴルファーは右を向きやすいです。
イメージ通りのスタンスの向きがとれていないと……
例えば「スタンスが右を向いている」としても、単純に「ボールが右に飛ぶ」かといえばそうではありません。
スタンスが右を向いたが故に大きく左へ曲がる、ことも起こりえます。
また、どういう弾道になるか、だけでなく、スイング作りという観点で見た時、コースでスタンスの向きがずれると、普段の練習で築いてきたものを体現することが難しくなります。
築いてきたものを崩すことにもなってしまいかねません。
練習場で得た良いスイングのフィーリングをコースラウンドで体現するには、練習場と同じように、目標に対してのスタンスの向きをとる必要があります。
スタンスの向きをチェック
レッスンではマットの向き通りにショットするだけでなく、スタンスの向きがイメージ通りにとれているか、下記インスタグラムの投稿のようにチェックしています。
観葉植物の間に置いたシルバーの棒を目標に見立てています。
この投稿をInstagramで見る
レイアウト(マットや部屋の形状)に対して斜めに向きをとるようにしています。
あえてスクエアの感覚を狂わせるためですが、実はコースではこれと同じように、スクエアの感覚は狂いやすいです。
そういったことを知ってもらいたく、あえて、斜めに設定してチェックさせてもらっています。
どこでも同じようにアドレスすることで(スタンスの向きをとることで)スイング中の様々な動きを整えやすくなる
上記のチェックをすると、狙うポイントや角度が変わると、向きのズレも変わることが多いです。
ホールレイアウトに対して(練習場のマットの向きに対して)右斜め前方と左斜め前方をターゲットとした時では、それぞれ傾向が変わります。
左より右に角度をとる状況の方が向きがスタンスが右向きになりやすいようです。
「スタンスの向き」は奥が深いです。
スイング(動き)だけでなく、スタンスの向きという、とても地味なポイントに目を向けることで良いスイング作りが加速します。
反復して感覚を磨く
イメージ通りにスタンスの向きをとるためには、アドレスを決めるルーティーンがポイントになりますが、最後は「感覚勝負」になります。
ルーティーンが良くなって、イメージ通りにスタンスをとれるようになったとしても、そのスタンスの向きを信じられるような感覚になっていないと、スタンスを最後の最後で変えてしまいかねません。
下記のような取り組みがおすすめです。
コースで、ラウンドスタート前のティーイングエリアや、プレー中の同伴競技者や前の組を待っている時間を使って、
アドレスする
↓
持っているクラブを、かかとのラインにあててスタンスの向きをチェックする
↓
ボールの後方(目標の反対側)からクラブの向きをチェックする
↓
イメージ通りに向きをとれているかチェック
※目標に対してスクエア(まっすぐ)に構えるイメージであれば、クラブは目標線と平行
↓
イメージと違う場合、イメージ通りの向きにクラブを置きなおして、そのクラブに合わせてスタンスを決める
↓
クラブを持ってアドレスする
↓
イマージ通りの向きを体感する
これを反復することで、スクエア感が磨かれて、安定して目標に対してイメージ通りにスタンスの向きを決めやすくなります。
是非、やってみてください(^^)/
最後に1句。
一に「向き」
二に「向き」
三、四が無くて
五に「姿勢」
ありがとうございました<(_ _)>