フジモンです。
最近ブログをさぼってしまい、すみません。
本日は冬のグリーンの対処について。
ここ数年、マスター室前に、
本日のグリーンスピード9フィート、や10フィートなど
転がる速さを数値化されていますよね?
何フィートってどういう意味?
って思われる方も多いのでは?
毎朝コース管理の方がグリーンを刈り込む作業をされます。そしてスティンプメーターという計測器を使用し20度の角度で何フィート転がるのかを測定します。
ということは、数字が大きければそれだけグリーンが速いことになります。
ちなみに基準は
女子トーナメント10フィート
男子トーナメント11フィート
ガラスのグリーンともよばれているマスターズトーナメントのスピードは12フィート~14フィートと言われています。
一般のゴルフ場が8フィート~9フィートです。
グリーンを速くするには
芝を短くしないといけないため、それだけ管理が難しく、夏場はスピードを抑えています。
しかしこの時期になると、芝が弱くなり、土の乾燥も加わり、一般のコースでも11~12フィートと、速くすることがあります。
忘れてはいけないのが天候がよいと朝より地面が乾き乾燥するためさらに速くなります。
グリーンが速くなれば難易度がぐんと増します。
速くなれば、
①遅いグリーンよりも傾斜の影響が大きくなります。上りより下りのほうがよく曲がるのと同じ考えです。
②速くなるとカップ際で減速しないためカップに蹴られることが多くなり、更に蹴られるとボールが加速し返しの距離も残りやすくなります。
③速いと感じてくると、インパクトで緩みが生じるためフェースが開きやすくなります。
この3つのポイントを抑えての、高速グリーンでの対処法は
①練習グリーンではまず長い距離を常にジャストタッチの練習をしてください。
練習ではカップインを目指す必要はありません。カップインだとどこまで転がるかが分からないため。
ジャストタッチの練習をすると傾斜の場合よく曲がることがわかります。
このくらいの傾斜でこのくらい曲がることを練習で確認しておいてください。
②最後に2メートル以下のショートパット練習。
ショートパットでは40センチオーバーさせるくらいで強気に打ちなさいと、よく言いますが、高速グリーンでは当てはまりません。
ショートパットでも常に最後のひと転がりで入るイメージで練習してください。
注意していただきたいのは、弱く打つのは決して緩めることではありません。
ストローク全体の振り幅を小さくしてください。
パットレッスンをおこなっているとほとんどの方がふり幅が大きいので、グリーンが速くなると緩む危険性がでてきます。
腹筋上部を動かす意識が小さくストロークするポイントです。
以上のポイントを意識しながら、冬の高速グリーンを攻略してください。