今回はフジモンがブログを担当します。
久しぶりの更新にはなりましたが、前々回のフジモンブログはご覧いただきましたでしょうか?
アクセス数が多かったタイガーウッズスイング改造ネタでしたが、
好評につき、今回はタイガーウッズスイング改造Part2としてお届けしたいと思います。
前回ではスイング後方からの解説をしましたが、
今回は正面から見た視点で、タイガーが以前のショーンフォーリーから現在のコーチ、クリスコモに指導を受け、どう変化したのかを解説していきます。
まずはタイガーの新しいスイング映像をみて衝撃を受けました。
その第一印象は、えっ!ここまで変わる!?
と思ったのが正直の印象です(⌒-⌒; )
普通この短期間でスイングがここまで変わる選手は見たことがないです。
しかも世界のスーパースターでの話ですから(⌒-⌒; )
ゴルフを長年されている平均70台でプレーできる方はスイングを変える大変さはよくわかると思いますし、そんなに見た目がすぐ変わらない難しさもわかると思います。
ではどこが劇的に変わったのかと言うと、
インパクトゾーンでの入射角度が以前よりも緩やかになりましたね。
まずはインパクトの写真から、
以前は手元のハンドファーストがキツく、入射角度が鋭角で、たまにテンプラのようなミスや振り遅れによる右へのプッシュのミスがありましたね。
新たなインパクトでは頭も以前より右に残り、左腕からクラブまでが一直線でインパクトを迎えています。
ドライバーのフルスイングでのこの違いは凄すぎます(; ̄O ̄)
ではどう動きを変えてインパクトが変わったのかを説明していくと、
まず、一番にみないといけない部分はアドレスです。
以前はアドレスで少し左重心でスタンスも狭く、いかにも重心移動せずその場で回転するイメージがアドレスで強く見られましたが
現在のアドレスでは昔のタイガーのような躍動感のある、ワイドスタンスになり、その影響で背骨が右に傾き、重心移動を使ってのスイングがアドレスで見られます。
数年前、体重移動しない左一軸スイングが流行ったのもこのタイガーがスイングを変えた影響が大きかったからです。
みなさんも左一軸スイングを試された方が多いのでは?
実際私も試しました。笑。
みなさんが試されて、アイアンはよくなったけど、ドライバーが全く当たらなくなった印象はないでしょうか?
アマチュアの方が左一軸スイングを試すとまさしくそういった落とし穴にはまりやすく、
その理由を簡潔に言うとアイアンは地面から、ドライバーは空中に浮いているボールを打つためですね。
左軸にするとインパクトでの入射角度がキツくなるため地面のボールは打てるのですが、(あまりよくはないです)
ティアップのボールは上から打ち込むと、テンプラや、ボールが上がらない、捕まらない、飛距離が落ちる等、様々な悪影響を及ぼしてしまいます。
写真では村田コーチが若干ふざけてますが…(; ̄O ̄)
しかしプロが左軸でもドライバーを上手く打てる理由はあります。プロの場合、上半身はインパクトで右に傾き、頭も左へ突っ込まないため、
入射角度がキツくなりすぎません。(プロは少しダウンブローでもティが低く、パワーがあるためボールは上がり飛距離が落ちない)
アマチュアの方は左軸と考えると身体全部を(特に頭)左へ動かそうとするため、入射角度がキツくなりすぎます。
ドライバーでの適正な入射角度はレベル〜少しアッパーブローで捉える必要があります。
プロがドライバーもダウンブローと言ってるのは感覚論であり、実際にGC2で入射角度を科学的に見れば、緩やかなアッパーが正解です。
タイガーの話からは少し脱線しましたが、
アドレスは良いスイングをするため非常に重要なポイントです。
スイングだけで直そうとせず、まずはアドレスを見直す事が先決です。
話に戻りますが、
タイガーのニュースイングはアドレスが変わり、バックスイングも大きな違いが見られます。
以前はテークバックで体重移動せずに早めのコックをして、体重をセンターにキープし、頭も動かさず、腕のポジションもコンパクトなセンター軸のトップになっていました。
新たなスイングではテークバックではコックをおこなわず、重心を右に移動させ、頭も少し右に動き、右サイドに乗った大きなトップに変わりました。
というよりは若い時のバックスイングに戻ったイメージです。
このアドレスからトップまでの一連の流れが、インパクトが変わる大きな要因になっているわけですね。
タイガーほど、コーチを変えて、その度にスイングが変わる選手は見たことがないです(⌒-⌒; )
それだけ意識が高く、日々よいものを取り入れようとする意欲は本当にすごいですね。
今現在は腰の怪我に悩まされ棄権も多くなっていますが、
早くあのものすごいカッツポーズをする最強のタイガーウッズの姿が見たいですね(⌒▽⌒)