こんにちは、樽谷です。
今回はアプローチ時のスタンス幅についてです。
グリーン周りからのアプローチであるにも関わらず、アドレス時の足幅が広い人が多くいます。
20ヤード(以内)では、指二本分の足幅(両母指球幅)が基準になります。(40ヤードになると足1足半分の足幅が基準です)
【足幅を広げず、指二本分にする理由】
理由1:股関節の可動域が最も広がる為
足幅が広いと安定感が得られる感じがしますが、股関節の可動域を狭めてしまうため、効果的に体を使うことができずにバランスを崩しやすくなります。ダウンスイングで体が右に傾いたり、逆に左に突っ込んだりしやすくなります(スイングの振り幅が大きいショットでは、重心移動を積極的に行うため、遠心力のサポートがあるので、スタンス幅が広くてもバランスを崩さずにフィニッシュへと向かうことができます)。
理由2:上体が左右に動くとバランスが崩れるので自然と軸がずれないスイングになる
足幅が広いと、スイング中、軸が左右にずれてもなんとなく立っていられます。軸がずれると、運よくタイミングが合わないとグッドインパクトになりません。それに対し指二本分の足幅だと、軸がずれると立っていられなくなるので、自然と軸が安定しやすくなります。よって、安定してグッドインパクトになりやすくなります。
飛距離を出すショットでは、重心の移動を積極的に使うため、スタンス幅を広げる必要がありますが、グリーン周りでは飛距離を出す必要がないので【バランス】のことだけ考えましょう。
ミドルアイアンやドライバーでも、「足幅を広げるほど、股関節の可動域が狭くなる」事もふまえながら、【遠心力】と【重心移動】をうまく活用して、【バランス】を保てる足幅を探ってみてください。
ではまた(^^)