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ジュニア期のクラブ選び

こんにちは、今回は樽谷が担当させて頂きます。

3月になり少し暖かくなってきましたね。4月からは新年度が始まり、子供達は学年が変わる事はもちろん、幼稚園生から小学生になったり、小学生から中学生になってクラブ活動が始まるなど、環境が大きく変わる季節でもあります。そんな中で新たにゴルフを始めようと思っている子供や子供にゴルフを始めさせようと考えている親御さんも多いのではないでしょうか。そこで今回は『ジュニア期のクラブ選び』に焦点を当てたいと思います。

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身長や体力などが成長途上の子供のクラブ選びはとても難しい問題です。それは『当人に合うクラブとはどういうものか?』という問題もありますが、『今合うクラブを用意してもすぐに使えなくなってしまうからもったいない。かといって、あまり長くて重いクラブを使わせるのはどうか……』といった問題です。これからゴルフを始める場合も、既にゴルフをしていて身体が成長して今使っているクラブが短くなってきた場合も同様の悩みが出てくるのではないでしょうか。

用意するクラブは、子供や親御さんのゴルフ観や子供の今後のゴルフの度合い、スイング形成への影響や身体への負担等を十分に踏まえて選ぶ必要があります。

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その時その時で合っている長さや重さのクラブを使い続けられる(用意し続けられる)にこした事はないですが、そこまでできるジュニアゴルファーを抱えるご家族は少ないと思います。よって、オーバースペックを使う期間、アンダースペックを使う期間が発生します。

以下に、ジュニア期におけるオーバースペックとアンダースペックそれぞれのメリットとデメリットをまとめました。これからゴルフを始める子供はどういうクラブを使えば良いか、又、クラブを変える時期に差し掛かっていそうな子供はどういうクラブを用意すれば良いか、又は今使っているクラブを使い続ければ良いのか、参考にして下さい。

 

【オーバースペック使用のメリット】

・先々まで(身体が成長しても)長い期間使える

・芯を喰った時、アンダースペックに比べて飛距離が出やすい

・意識の仕方次第では良い筋力トレーニングにもなり、力強いスイングが身に付く可能性がある

・打撃練習よりも素振りを多く取り入れれば、体幹が鍛えられバランスの良いスイングが身に付く可能性がある

 

【オーバースペック使用のデメリット】

・インパクト時の衝撃力が大きい分体への負担が大きく、練習量が多くなるほど将来身体を痛める可能性が大きくなる(負担の積み重ねで痛みが出やすい)

・クラブを手でしょい上げるようなバックスイング、そして、必要以上に身体を使ったダウンスイングになりやすく、将来身体を痛める可能性が大きくなると共に、スムーズに体を回転させる動作を習得しづらくなる可能性がある

・構えた時、クラブヘッドのトゥ(先端)側が浮くケースが多いので、手元が浮くインパクトになる可能性がある

・腕に力が入りやすくなるので、ショートゲームの感性(アプローチでクラブフェースにボール正しく乗せる感覚etc)が育ちにくくなる可能性がある

 

【アンダースペックのメリット】

・インパクト時の衝撃力が小さいので身体への負担が小さい

・スムーズな回転運動を習得しやすくなる可能性がある

・手元が浮かないインパクトを習得しやすくなる可能性がある

・腕を脱力させやすいので、ショートゲームの感性が育ちやすくなる可能性がある

 

【アンダースペックのデメリット】

・芯を喰っても、オーバースペックに比べて飛距離が出にくい

・構えた時クラブヘッドのヒール(根元)側が浮くケースが出てくるので、芯を喰う事が難しくなる可能性がある

・背中を丸めたアドレスになりやすい可能性がある

・当人のゴルフをする士気が上がりづらくなる可能性がある

 

 

『たまに家族でレジャー感覚でゴルフを楽しむ』という状況ならあまり深く考えなくてもよいでしょうが、これから先、ゴルフがしめる割合が大きくなる予定であれば、慎重に選ぶ必要があります。

現ジュニアゴルファー、またはジュニアゴルファーになる予定の子供達には健康な身体と基本に忠実なスイングで一生涯ゴルフを楽しんでもらいたいものですね(^^)

以上、『ジュニア期のクラブ選び』についてお伝えしました。

投稿したコーチ taru

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【レッスン施設】ヴィクトリアゴルフスクール五反田店【ライセンス】日本プロゴルフ協会公認ティーチングプロ資格/レッシュプロジェクト・コーチ級トレーナー資格【得意クラブ】SW【好きなゴルフ場】霞ヶ関カンツリー

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